毎週の練習の進捗状況のお知らせです。
詳細は出席した時にご質問くださいませ。
ボイストレーナーの小関です。
今回は辰野先生に見ていただきました。
先週まで Credo の音取りを中心に練習してきましたが、最初に戻って Kyrie からレッスンを受けました。残念ながら以前注意された部分を再度指摘された箇所が多くありました。みなさん、楽譜に書き込んでいますか。後で見てもわかるように自分なりにマークや記号を使って上手に書き込んでください。
では、楽譜を見ながら確認していきましょう。
Kyrie
まず、出だし。1、3、5、8小節の和音。ハーモニー感を意識して歌うトレーニング。この曲はハ短調という「深い悲しみに満ちた」イメージを持つ調で始まります。ことに第3音が重要な役割を持っていることは既に勉強しました。今回も第3音のパートを抜いて声を出し、その響きを聞きながら第3音のパートを加えるという練習を繰り返しました。ピアノの音に比べ、声楽の場合、長調の場合は低め、短調の場合は高めに第3音を取ることで、美しい響きを作ることができます。響きの中に注意深く溶け込ませるように声をのせることが出来たとき、きれいにハモったと感じましたがいかがでしたか。
このような練習を積み重ねることでハーモニー感が身につき「耳がひらく」ようになります。とくに孤児院ミサは随所にハモりが求められますので、今回はまさに「耳をひらく」絶好の機会です。これからもハモりを体験する練習を続けましょう。
続けて、12小節の全音符は、アクセントは付けずに少しデクレシェンド。次の Allegro にバトンタッチするように丁寧に伸ばし、切るタイミングもそろえて。
64〜65小節、66〜67小節は、2小節ワンフレーズでそれぞれクレシェンド、デクレシェンド。続くソプラノの Kyrie は、ぼやけないようパートでそろえます。ブレスのタイミングが遅いと付点が短くなりリズムが崩れます。早めの準備が大切です。
89、96、100小節の8分音符二つ、ここでも最初の8分音符が短くなりリズムが崩れやすくなります。前をテヌート気味にして丁寧に歌うことを心がけましょう。
Gloria
20小節のソプラノ、アルトの8分音符二つ。前述と同様に気を付けて。22、23小節はフレーズの終わりをどう歌うか、指揮にも気を配ることを忘れずに。とくに22小節のソプラノとテノールの動きが重要です。
71小節、合唱の Gratias, ここもハーモニーが重要な要素になります。「主に感謝が捧げます」の部分です。音色は明るく、ハ長調の響きを感じてください。72小節は、クレシェンド、デクレシェンド。
74小節、4拍目のアルト。他のパートを次の響きに誘う重要な音になります。とくにアルトは意識するように。
76小節〜、Vivace。アルトから始まる下降形は、小さな真珠がきらきらしながら転がるようなイメージです。けっして炭団(たどん)がごろんごろんと転がるようなイメージではありません。軽快さが求められます。少しスタッカートぎみに歌うとよいでしょう。バスも重くならないように。
79、82小節はデクレシェンド。
79小節のソプラノ、アルト、テノールの2拍目ですが、最初の8分音符とウラの8分音符は、ニュアンスが変わります。互いのパートをよく聴き合った上で、ウラの8分音符をテヌート気味にし、リタルダンドに備えましょう。
80小節からのテンポ感は、各パートが一緒に動きますので気持ちを合わせることを忘れずに。
139小節〜、Adagio。140小節の1、2、3拍でオーケストラは急激にクレシェンドします。合唱はオーケストラの動きを聞いていると遅れがちになりますので、カウントと準備を忘れずにフォルテでしっかり入りましょう。各フレーズの終わり、4分音符、2分音符、全音符はデクレシェンドです。144小節はメゾ・ピアノで始めます。163小節のアルト、2分の2拍子2拍目ウラの4分音符、続く164小節の2拍目4分音符二つはテンポに関わる重要な音です。
244小節、フーガ部分です。Cum sancto の4分音符3つはクレシェンドです。その後の Spiritu に向かう大事な準備でもあります。ここでは、amen パートは、Cum sancto〜 が自分で歌っていて聞こえるように少し抑えて歌うよう心がけるとバランスがいいでしょう。
259小節ソプラノの amen は、美しいメロディです。武骨にならずに、259小節のタイは伸ばし過ぎて遅れます。そこでモタつくと焦ってしまい声が崩れやすくなります。
260小節の前小節から続く men は、261小節の4分音符を少し短く切り上げて次の三度の跳躍に備えます。263小節で息切れしないよう、ブレスの位置を工夫して。
309小節〜ソプラノのメロディは弱拍の8分音符を意識し過ぎて、しゃくったようなアクセント、あるいはポップスのようにリズムを崩して拍の後半を少し遅らせるようになっています。リズムを崩さず、冷たい事務員のように淡々と歌うことを心がけましょう。
さてレッスンの途中で、8月のサマーコンサートでモーツァルトのカンタータを歌われたテノール歌手の木下紀章さんがお見えになりました。今回の孤児院ミサのテノールソロをお願いしております。その打ち合わせとご自身の演奏会のご紹介のため、お忙しいところをわざわざお越しくださいました。ありがとうございました。
また、ご自身の体験談としてウィーンの教会のミサで実際にご覧になった司式者の所作について、さらに発声についてのアドバイスもいただき、たいへん勉強になりました。重ねて感謝申し上げます。
今回は辰野先生に見ていただきました。
先週まで Credo の音取りを中心に練習してきましたが、最初に戻って Kyrie からレッスンを受けました。残念ながら以前注意された部分を再度指摘された箇所が多くありました。みなさん、楽譜に書き込んでいますか。後で見てもわかるように自分なりにマークや記号を使って上手に書き込んでください。
では、楽譜を見ながら確認していきましょう。
Kyrie
まず、出だし。1、3、5、8小節の和音。ハーモニー感を意識して歌うトレーニング。この曲はハ短調という「深い悲しみに満ちた」イメージを持つ調で始まります。ことに第3音が重要な役割を持っていることは既に勉強しました。今回も第3音のパートを抜いて声を出し、その響きを聞きながら第3音のパートを加えるという練習を繰り返しました。ピアノの音に比べ、声楽の場合、長調の場合は低め、短調の場合は高めに第3音を取ることで、美しい響きを作ることができます。響きの中に注意深く溶け込ませるように声をのせることが出来たとき、きれいにハモったと感じましたがいかがでしたか。
このような練習を積み重ねることでハーモニー感が身につき「耳がひらく」ようになります。とくに孤児院ミサは随所にハモりが求められますので、今回はまさに「耳をひらく」絶好の機会です。これからもハモりを体験する練習を続けましょう。
続けて、12小節の全音符は、アクセントは付けずに少しデクレシェンド。次の Allegro にバトンタッチするように丁寧に伸ばし、切るタイミングもそろえて。
64〜65小節、66〜67小節は、2小節ワンフレーズでそれぞれクレシェンド、デクレシェンド。続くソプラノの Kyrie は、ぼやけないようパートでそろえます。ブレスのタイミングが遅いと付点が短くなりリズムが崩れます。早めの準備が大切です。
89、96、100小節の8分音符二つ、ここでも最初の8分音符が短くなりリズムが崩れやすくなります。前をテヌート気味にして丁寧に歌うことを心がけましょう。
Gloria
20小節のソプラノ、アルトの8分音符二つ。前述と同様に気を付けて。22、23小節はフレーズの終わりをどう歌うか、指揮にも気を配ることを忘れずに。とくに22小節のソプラノとテノールの動きが重要です。
71小節、合唱の Gratias, ここもハーモニーが重要な要素になります。「主に感謝が捧げます」の部分です。音色は明るく、ハ長調の響きを感じてください。72小節は、クレシェンド、デクレシェンド。
74小節、4拍目のアルト。他のパートを次の響きに誘う重要な音になります。とくにアルトは意識するように。
76小節〜、Vivace。アルトから始まる下降形は、小さな真珠がきらきらしながら転がるようなイメージです。けっして炭団(たどん)がごろんごろんと転がるようなイメージではありません。軽快さが求められます。少しスタッカートぎみに歌うとよいでしょう。バスも重くならないように。
79、82小節はデクレシェンド。
79小節のソプラノ、アルト、テノールの2拍目ですが、最初の8分音符とウラの8分音符は、ニュアンスが変わります。互いのパートをよく聴き合った上で、ウラの8分音符をテヌート気味にし、リタルダンドに備えましょう。
80小節からのテンポ感は、各パートが一緒に動きますので気持ちを合わせることを忘れずに。
139小節〜、Adagio。140小節の1、2、3拍でオーケストラは急激にクレシェンドします。合唱はオーケストラの動きを聞いていると遅れがちになりますので、カウントと準備を忘れずにフォルテでしっかり入りましょう。各フレーズの終わり、4分音符、2分音符、全音符はデクレシェンドです。144小節はメゾ・ピアノで始めます。163小節のアルト、2分の2拍子2拍目ウラの4分音符、続く164小節の2拍目4分音符二つはテンポに関わる重要な音です。
244小節、フーガ部分です。Cum sancto の4分音符3つはクレシェンドです。その後の Spiritu に向かう大事な準備でもあります。ここでは、amen パートは、Cum sancto〜 が自分で歌っていて聞こえるように少し抑えて歌うよう心がけるとバランスがいいでしょう。
259小節ソプラノの amen は、美しいメロディです。武骨にならずに、259小節のタイは伸ばし過ぎて遅れます。そこでモタつくと焦ってしまい声が崩れやすくなります。
260小節の前小節から続く men は、261小節の4分音符を少し短く切り上げて次の三度の跳躍に備えます。263小節で息切れしないよう、ブレスの位置を工夫して。
309小節〜ソプラノのメロディは弱拍の8分音符を意識し過ぎて、しゃくったようなアクセント、あるいはポップスのようにリズムを崩して拍の後半を少し遅らせるようになっています。リズムを崩さず、冷たい事務員のように淡々と歌うことを心がけましょう。
さてレッスンの途中で、8月のサマーコンサートでモーツァルトのカンタータを歌われたテノール歌手の木下紀章さんがお見えになりました。今回の孤児院ミサのテノールソロをお願いしております。その打ち合わせとご自身の演奏会のご紹介のため、お忙しいところをわざわざお越しくださいました。ありがとうございました。
また、ご自身の体験談としてウィーンの教会のミサで実際にご覧になった司式者の所作について、さらに発声についてのアドバイスもいただき、たいへん勉強になりました。重ねて感謝申し上げます。
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カレンダー
練習に使用する楽譜
Barenreiter社の「孤児院ミサ」kv.139(47a)
Missa in C ”Waisenhaus-Messe"
4声のボーカルスコアです。
プロフィール
HN:
ナカザワクミコ
性別:
非公開